個人的memo　通貨・金利・債券

Pi Network（パイ・ネットワーク）は、2019年にスタンフォード大学の博士課程の学生によって設立されたプロジェクトで、スマートフォンを使ってマイニング（採掘）可能な新しい暗号通貨（Pi）を開発しています。

Pi Networkの主な特徴
スマホでマイニング可能

従来のビットコインのようなPoW（Proof of Work）マイニングとは異なり、携帯電話のアプリを1日1回タップするだけでPiを獲得できる。

バッテリーやデータ消費をほとんど必要としない「環境に優しい」仕組みを目指している。

中央集権的フェーズから分散型へ移行中

現在は「Enclosed Mainnet（閉鎖型メインネット）」フェーズで、完全なブロックチェーンの分散化はまだ進行中。

将来的には、完全なDecentralized Mainnet（分散型メインネット）を目指している。

KYC（本人確認）が必要

Piを引き出すためには、本人確認（KYC）プロセスを通過する必要がある。

現在の価値と取引状況

2024年6月現在、Piは公式取引所ではまだ上場されておらず、一部の非公式市場で取引されているが、流動性は低い。

公式チームは「Piの価値はコミュニティが決める」としているが、将来的な価値は不透明。

批判や懸念点
「本当に価値があるのか？」

まだメインネットが完全にオープンでないため、Piが実際の暗号通貨として成立するかは不明。

マルチレベルマーケティング（MLM）的要素

ユーザーを招待すると報酬が得られる仕組みから、一部で「ネズミ講的」と指摘されることも。

流動性の低さ

現時点でPiを簡単に現金化する手段は限られている。

Pi Networkは将来性があるか？
プロジェクトは大規模なユーザーベース（約5,000万人以上と主張）を持ち、将来的に実用化されれば価値が生まれる可能性はある。

ただし、現状では投機的な要素が強く、本当に価値がつくかはメインネットの完全リリース次第。

結論として、Pi Networkは「実験的なプロジェクト」であり、投資として見るよりは、新しいブロックチェーン技術の試みとして関わるのが適切かもしれません。

もしPiに参加している場合は、公式情報を確認し、過度な期待を持たないように注意しましょう。